ブランディングを「共通言語」に——同じ志を持つ一体感のある組織へ
有限会社ヒロダクト工業様
- 概要
有限会社ヒロダクト工業さまは、埼玉県新座市を拠点に、空調・換気設備の設計から施工までを自社で一貫して担い、「お客様が望む一歩先行く価値」を提供する施工業者です。同社はブランディングを通じて自社の“軸”を可視化する取り組みを行っています。
- 課題
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- 企業理念はあるものの、社員一人ひとりに十分浸透していない
- 経営層と現場社員の間で、会社の方向性や考え方にズレがある
- 会社の価値観や目指す姿を、うまく言語化できていない
- 支援内容
- ブランディング支援で会社の軸を言語化し、組織の一体感づくりを支援 有限会社ヒロダクト工業さまのコーポレートブランディングを支援しました。社内メンバーが意見を出し合う場を設け、会社の考え方や大切にしたい価値観を整理しました。理念や方向性を、分かりやすい言葉と資料に落とし込み、社員や協力会社と共有できる「共通言語」として会社の軸を可視化。プロ意識や使命感を持って仕事に取り組める組織づくりと、同じ志を持つ一体感のあるチーム形成につながる土台を整えました。
Approach
有限会社ヒロダクト工業の取締役副社長 兼 施工監理技術者である木田氏に、コーポレートブランディング支援の背景と成果についてお話を伺いました。
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ブランディング検討のきっかけは、経営層と現場の考えの“ズレ”
ーまず、コーポレートブランディング支援に取り組もうと考えた背景について教えていただけますか?
木田氏:もともと会社として企業理念は掲げていたのですが、正直なところ「形だけ」になっている部分がありました。言葉としては存在しているものの、「社員一人ひとりに浸透しているか」というと、そうではないと感じていました。
ー企業理念が浸透していないと感じたのは、どのような場面でしたか?
木田氏:経営層が考えている方向性と、現場の社員が考えていることにズレを感じる場面がありました。立場や責任が違うので当然ですが、会社として同じ方向を向いているかというと、必ずしもそうではない状態だったんです。
以前は、企業理念や仕事への向き合い方について勉強会のような形で共有する取り組みを行っていました。ただ、それでも十分に浸透しているとは言えず、「伝え方」や「理解の深め方」に課題があると感じていました。
ーその課題感が、ブランディングへの関心につながったのでしょうか?
木田氏:そうですね。個人的にもビジネス系の動画などを見る中で、「ブランディング」という考え方に興味を持つようになりました。企業としての価値観や方向性を言語化し、一貫して発信している会社を見て、「ブランディングは必要な取り組みだ」と感じたんです。
実際にそのような事例を社内でも共有し、「当社でも同様に、会社の“軸”をしっかり整理する必要がある」という話になりました。
ーそこから検討に進まれたのでしょうか?
木田氏:はい。社員や協力会社も含めて共通認識として持てる、「会社としてどう考えるべきか」が分かる指針が必要だと思ったんです。
ー必要性を感じたのは、組織としての課題もあったからでしょうか?
木田氏:そうですね。ここ数年で退職者が増えていたことや、社員の平均年齢が上がってきていることもあり、組織として再構築が必要だと感じていました。
今後は若い世代にバトンタッチしていくことも見据えていたので、そのためにも会社の考え方を明確にしておく必要があると考えたんです。
ー社内でまとめようとされたと伺いました。
木田氏:はい。自分たちで言語化しようとしたのですが、いざ文章にすると全くまとまらなくて。時間をかけても形にできない状態でした。そこで、プロの力を借りられるのであれば今がタイミングだと思い、発注を決断しました。
ー依頼にあたって、不安はありませんでしたか?
木田氏:特に不安はなかったですね。もともとSNS運用でお付き合いがあり、対応の仕方も理解していましたし、ブランディングの説明も非常に分かりやすく、自分たちが求めている内容に近いと感じていました。
「メイクリードさんになら、ブランディングも任せられる」と思い、決断しました。

ブランディング支援で「会社の軸」が可視化
ー実際にブランディングを進めてみて、どのような印象を持たれましたか?
木田氏:まず社内の担当者が集まり、それぞれの意見を出し合う場を設けていただきました。メイクリードさんの進め方で、特に印象的だったのが、発言しやすい雰囲気を作っていただけたことです。こちらも率直に意見を出せました。
なにより、「こういう表現の方が良いのではないか」といった具体的な提案を多くいただけた点は、とてもありがたかったです。
ー進め方の部分でも価値を感じられたのですね。
木田氏:そうですね。自分たちだけでは気づけなかった視点を取り入れることができたと感じています。
最終的には、会社の考え方や理念を分かりやすくまとめることができました。「ここまで整理できるのか」と満足できる仕上がりでした。
ー実際に形になったことで、どのような手応えを感じていますか?
木田氏:これまで曖昧だった部分が、誰が見ても分かる形になったという点は大きいですね。会社としての考え方を、一枚の資料として共有できる状態になったのは前進だと思っています。

ブランディングがプロ意識や使命感を引き出す
ー今後、ブランディングをどのように活かしていきたいとお考えですか?
木田氏:社員はもちろん、協力会社も含めて同じ志を持って仕事ができる組織にしていきたいです。
単に作業をこなすだけではなく、「自分たちはプロフェッショナルである」という意識や、良い仕事をする使命感を持てる状態にしたいですね。
ー組織としての一体感を高めていきたいということですね。
木田氏:はい。そのためにも、今回作ったブランディングを“共通言語”として浸透させていきたいです。
同じ考え方をベースに会話ができるようになれば、社員同士はもちろん、協力会社の方々とも信頼関係を築きやすくなると思っています。
ー社内外を問わず、ブランディングを軸にした関係づくりを目指されているんですね。ブランディングの社内への浸透にあたって課題はありますか?
木田氏:現状は全体で集まる機会が少なく、社員同士で共有する場が十分に取れていません。現場には外国人スタッフも多く、言語や価値観の違いの中でブランディングをどのように伝えていくかという難しさを感じています。
ただ、私が重視しているのは、人間関係と信頼関係です。ブランディングをベースに仕事に取り組めば、結果として収益が上がり、それがみんなに還元されるということをしっかり伝えていく必要があると思っています。
こうした収益は全員に還元するための原資になります。「この考え方のもとで一緒に取り組んでいこう」という伝え方が大切だと考えています。
幸い、現在のメンバーは言語面でも少しずつコミュニケーションが取れるようになってきているので、そこに加えて国を超えた関係性を築いていければと思っています。
ー企業理念に沿って動くことで利益が生まれ、還元されるという点は非常に筋が通った考えだと思います。浸透に向けて、今後どのような取り組みが必要だと感じていますか?
木田氏:まだ具体的な施策までは落とし込めていませんが、やはりディスカッションを重ねていくことが重要だと考えています。
共通のテーマで話し合う機会を増やし、お互いの考えを理解していくことで、少しずつ組織としての一体感も生まれてくるのではないかと思います。今回のブランディングは、そのためのきっかけとして活用していきたいです。
ー最後に、メイクリードのブランディングはどのような企業におすすめできると感じますか?
木田氏:特定の企業というよりは、会社としての考え方や方向性をしっかり形にしたいと考えている企業におすすめできると思います。
どの会社も多かれ少なかれ、考え方にバラつきがあると思うので、そういった部分を整理したい企業には有効なのではないでしょうか。
ーこれからの組織づくりにおいて、ブランディングの役割を改めて考えさせられるお話でした。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。